スティンガーおかもんの散文記

金沢の鍼師。日常的な体の痛みの原因はまず筋肉からと考え、色々な症状や傷病、改善方法などしたためて参ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

私も普段から腰痛もち。

私も普段から腰痛があります。 40過ぎてから、運動不足になって、子供に縄跳びとか教えていると、なんだかんだで痛みが現れています。痛みの限界に近づくと、信頼のおけるレジェンド鍼師に伺い、腰周辺を打ちまくってもらっております。鍼は効きます。痛そう…

雪かきによる筋肉痛。

雪かきによる筋肉痛。 意外と無心でやってしまう雪かき。やらなきゃどうしようもない場合がほとんどですからついつい疲れ知らずでやってしまうと思います。 雪かきは全身運動です。普段からスコップを持つ肉体労働をされているのなら筋肉痛にはならないでし…

インナーマッスルとは。

インナーマッスルとは。 『内側の筋肉』という意味なんですが、人の筋肉というのは何層にもわたって構成されています。それで、内側の方につれてインナーマッスルという事になっています。ではなぜ、巷ではインナーマッスルばかり取りざたされ、重要視される…

鍼灸って胡散臭い。

鍼灸って胡散臭い。 って思われがちじゃないですか。鍼灸師の私が言うから間違いない。ではなぜ、そう思われがちなのかと考えると、まず、イメージとして寡黙な人が勝手な治療をされそう。胃やら肝臓、内臓が悪いばかり言いそう。痛いだけでしょ。仙人のよう…

ザ!世界仰天ニュースで筋・筋膜性歯痛。

ザ!世界仰天ニュースで筋・筋膜性歯痛。 12月8日に放送された、ザ!世界仰天ニュースで筋・筋膜性歯痛を取り上げられていた。 内容を簡潔にいうと、五年間歯痛に苦しみ歯医者を転々とし何本か周辺の歯を抜かれ、精神科にも通ったが治らず、最終的に筋・筋膜…

最近話題のSDGs。

最近話題のSDGs。 日本語で『持続可能な開発目標』だそうです。17種類の目標を掲げて、がんばろうという企画のようです。 大雑把に理解すると環境問題を考えようという事なので、鍼灸も環境に優しいかと思います。鍼灸治療の基本理念は自然の力、自身の免疫…

三者三様、十人十色のストレス症状。

三者三様、十人十色のストレス症状。人それぞれ、色んな形のストレスが身体に現れます。胃痛、腹痛、蕁麻疹、鬱などなど。よく耳にする症状ですが、あまり知られていないのが腰痛、首痛です。 基本的にストレスとは人体の弱いところに現れると言われています…

美肌日本一の石川県。

美肌日本一の石川県。 いつも曇りがちな石川県。雨が多い石川県。多湿な石川県。→紫外線予防。保湿効果。 水がおいしい石川県。米、酒、食べ物がうまい石川県。住みやすさ上位の石川県。→内面からの美容効果。 私の経験上、東京に10年弱住んでいたので、これ…

なぜ、むくむのか。

体でむくみやすい箇所といえば、ふくらはぎではないでしょうか。理由は簡単で、足が心臓より遠いから。それと足の場合、血液を戻す方法はふくらはぎの筋肉の収縮が主な方法となっているからです。それがイラストで表している筋ポンプ作用であります。 むくみ…

寒さが堪える時期です。

11月となると徐々に寒さが身にしみる時期であります。寒くなると血流が悪くなります。よって、筋肉内の血の流れが悪くなり、動きも悪くなります。 筋肉の伸び縮みが鈍くなるので、急な運動での肉離れ、年配者のつまづき転倒が増えます。 朝早くの登校、出勤…

腰痛、腰の筋肉だけが原因とは限らず。

腰痛、腰の筋肉だけが原因とは限らず。 腰痛のほとんどは腰周りの筋肉を治療すれば済むことが多いのですが、そうは問屋が卸さない場合もあります。 注目すべき筋肉は太もも前面の筋肉『大腿四頭筋』の柔軟性です。イラストのような体勢が取れますでしょうか…

抗重力筋、ご存じですか?

抗重力筋、ご存じですか? 人間には真っ向から重力に抵抗している筋肉がいくつか存在しています。 右の図の筋肉が代表的な抗重力筋です。地面に対して垂直に伸びてます。この筋肉が無いと人は長時間立つことができません。そして、これらの筋肉が衰えると、…

ぎっくり首ってのもある。

ぎっくり首ってのもある。 ぎっくり腰と同様、要するに首がいきなりツる現象です。むちうちと症状は似ており、痛くて首を回せない状態になります。むちうちならば原因がはっきりしますが、ぎっくり首は日常生活中いきなり起こる現象なので、患者さんもびっく…

ツボ、トリガーポイントって。

ツボ、トリガーポイントって。 ツボとは、誰にでも共通する全身にあるポイントで、押すと痛いところもあれば何も感じないところもあります。考え方は、ツボの反応は内臓の疾患の現れという考えなので内臓を中心に考えた東洋医学の基本となっています。 トリ…

サルコペニア・フレイルって?

サルコペニア・フレイルって? 訳すと、『筋力の低下、弱くなる』という意味です。 人は、年と共に筋力が弱くなる。一般的には当たり前のように思えますが、当たり前にとらえていないのが、画像診断を主体とする医療業界です。 では、なぜこの言葉が最近、表…

ダイエットを単純に考える。

自分は車だ!車は走るためにガソリンを入れる。走らない時はガソリンはいらない。だから朝はガソリンを満タンにして、一日を始める! ということで、エネルギーは朝だけ取り、日常では仕事や家事でエネルギーを消費すると考えれば特に運動などはしない。私は…

つまづきが増える原因。

つまづきが増える原因。 年と共につまづきの転倒をよく見かけます。屋内では絨毯の縁でさえつまづく事がよくあると聞きます。 なぜでしょう? それは、脳での認識と身体の感覚のズレが生じるからです。要するに、脳の老化速度と身体の老化速度が違うという事…

同一姿勢なぜ悪い。

同一姿勢なぜ悪い。 デスクワークや、長距離運転手、その他もろもろのお仕事の方。同じ姿勢で過ごすことが多いと思います。 同じ姿勢とは同じ筋肉を使い続けることを意味します。意識して何かを腕に抱えたり、手で持ち続けたりする場合は簡単に疲労を感じる…

骨に異常なし。

まず、皆様はどこか痛みが出ると整形外科に行かれる傾向があると思います。そして、レントゲンを撮られて『骨に異常はないですね』と言われて、湿布と痛み止めを処方されるのがオチでしょう。やぶ医者は患部に触りもしないでしょう。 それでも、痛みが続く場…

骨折、肉離れのアフターケア。

長期間の固定、安静を強いられるとその後、ほぼ拘縮が起きます。肩が上がらない、肘が伸ばせない、膝が伸びない、前屈が痛い、など拘縮とは関節がかたくなることをいいます。 そのため、これらのケガの後のリハビリはとても大事になります。これらの曲げ伸ば…

ヒレ肉が大腰筋。

左図をご覧ください。大腰筋という筋肉が背骨の真横に二つあります。マッサージでは揉みにくそうですよね。っていうか、ほぼ揉めません。 しかし、腰痛治療やギックリ腰になった場合、大腰筋は必ず治療しなければならない筋肉であります。ではどうするか。 …

肩のインナーマッスル

肩にもインナーマッスルがあります。肩甲骨と肋骨にはさまれた、肩甲下筋です。 骨と骨のサンドイッチになっているので肩甲下筋の全体像を体表面から把握するのは困難となります。 四十肩と五十肩の痛みが長びいてしまう原因はこの筋肉の治療を見逃している…

サポーターとは、テーピングとは

ケガや痛みに無縁な人にはサポーターやテーピングの良さが分からないかもしれませんが、ケガの後や、慢性的に痛むところにすると痛みが抑えられます。 なぜか?痛めたところの筋肉を圧迫し、ブレを減らす、ことによって、患部の刺激を抑える効果があります。…

インナーマッスルとは。

筋肉には皮膚に近い筋肉と骨や内臓に近い筋肉があります。インナーマッスルとは骨や内臓に近い筋肉のことで、鍛えても腹筋のようにモコモコ浮き出ない筋肉です。 インナーマッスルの役割は何なのか。簡単に言うと、骨格、姿勢の安定維持。スポーティーに言う…

逆折れ、鳥の膝。

テレビで、フラミンゴとかダチョウを見て、膝が人間とは逆で前に曲がるんだ。と、うちの子供たちが言っていたので、意外とそれが普通に思っている方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、前に曲がっているのは膝ではなく足首です。鳥は足裏がめちゃ…

坐骨神経痛とは。

お尻からモモ、ふくらはぎ、足先までのしびれ違和感が特徴的な坐骨神経痛。 原因は坐骨神経をお尻の筋肉が締め付けている状態です。お尻の下の方をグリグリ押すと簡単に痛む箇所を見つけられます。治療はハリを使います。お尻の表面は分厚い脂肪で覆われてい…

逆子の灸。

妊娠時に逆子を治すお灸なのだが、これだけはなぜ効果があるのか分からず今に至っている。 足の小指先にお灸をする。それだけ。 うちの子3人、それぞれ妊娠時に逆子と診断されたので、妻にお灸をした。すると次の診療時には戻っているという結果。患者さんに…

東洋医学と西洋医学の違い。

ざっくりいうと、東洋医学は太古の中国の統計データに基づいた医療。西洋医学は論理的実験結果に基づいた医療。である。 東洋医学では経絡治療、要するにツボを狙った治療が代表的であるが、『なぜ、そのツボを刺激すると、効くの?』とか訊かれても、『古来…

心霊スポット帰り。

悪い霊を連れてきた。背中に違和感がある。と感じたことのある方。ご安心ください。おそらく、首から肩にかけてコってしまったのでしょう。 お化け屋敷をビビりまくっている人を想像してみてください。まるで吹雪の中を歩くように肩が上がって、猫背になって…

競走馬の鍼治療。

競走馬の鍼治療。 日本独自の競走馬への鍼治療、笹針というのがある。筋肉が腫れていたり、馬の歩き方がおかしい(通称、コズミ)ときに獣医がまず麻酔をし、太い鍼(鉛筆並み)を患部に刺して、血を出してあげる治療だ。血は出るが馬にとっては微々たるもので大…