スティンガーおかもんの散文記

金沢の鍼師。日常的な体の痛みの原因はまず筋肉からと考え、色々な症状や傷病、改善方法などしたためて参ります。

なぜ鍼が効くのか?

なぜ鍼が効くのか?
単純明快に説明したいと思います。

痛い首や肩や腰は一体どうなってるのかというと、
その周辺で筋肉が筋肉同士で癒着、
筋肉が皮膚や周りの組織との癒着
が起こっているわけです。

で、これはどのような状態なのか身近なもので例えますと、
画像のような『真空パックの中のかにかま』です。

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真空のかにかま


このかにかま、真空状態で外側から動かせますか
まず、不可能です。
しかし、一本の鍼を刺すとどうなるでしょう。
わずかな空気が入り込み真空が解け、かにかまを容易に動かす事が出来ます。

施術中、鍼をうつと筋肉がピクッと動くことがありますが
これが鍼で筋肉の癒着を解いた時の現象です。

癒着は年追うごとに容易に起こりやすくなります。
若いうちは、筋肉は柔軟性があり、潤いもあるので癒着はしにくのですが
年と共にこれらが低下してしまうので癒着が起こりやすくなってしまうのです。

マッサージでもダメ、電気治療でもダメ、
真空パックの外側から揉んでいるだけの治療で、
改善しないなぁとお悩みでしたら、
一度をうってみるといいかもしれませんよ。
眠れる筋肉が動き出すかもしれません!