スティンガーおかもんの散文記

金沢の鍼師。日常的な体の痛みの原因はまず筋肉からと考え、色々な症状や傷病、改善方法などしたためて参ります。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

骨折、肉離れのアフターケア。

長期間の固定、安静を強いられるとその後、ほぼ拘縮が起きます。肩が上がらない、肘が伸ばせない、膝が伸びない、前屈が痛い、など拘縮とは関節がかたくなることをいいます。 そのため、これらのケガの後のリハビリはとても大事になります。これらの曲げ伸ば…

ヒレ肉が大腰筋。

左図をご覧ください。大腰筋という筋肉が背骨の真横に二つあります。マッサージでは揉みにくそうですよね。っていうか、ほぼ揉めません。 しかし、腰痛治療やギックリ腰になった場合、大腰筋は必ず治療しなければならない筋肉であります。ではどうするか。 …

肩のインナーマッスル

肩にもインナーマッスルがあります。肩甲骨と肋骨にはさまれた、肩甲下筋です。 骨と骨のサンドイッチになっているので肩甲下筋の全体像を体表面から把握するのは困難となります。 四十肩と五十肩の痛みが長びいてしまう原因はこの筋肉の治療を見逃している…

サポーターとは、テーピングとは

ケガや痛みに無縁な人にはサポーターやテーピングの良さが分からないかもしれませんが、ケガの後や、慢性的に痛むところにすると痛みが抑えられます。 なぜか?痛めたところの筋肉を圧迫し、ブレを減らす、ことによって、患部の刺激を抑える効果があります。…

インナーマッスルとは。

筋肉には皮膚に近い筋肉と骨や内臓に近い筋肉があります。インナーマッスルとは骨や内臓に近い筋肉のことで、鍛えても腹筋のようにモコモコ浮き出ない筋肉です。 インナーマッスルの役割は何なのか。簡単に言うと、骨格、姿勢の安定維持。スポーティーに言う…

逆折れ、鳥の膝。

テレビで、フラミンゴとかダチョウを見て、膝が人間とは逆で前に曲がるんだ。と、うちの子供たちが言っていたので、意外とそれが普通に思っている方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、前に曲がっているのは膝ではなく足首です。鳥は足裏がめちゃ…

坐骨神経痛とは。

お尻からモモ、ふくらはぎ、足先までのしびれ違和感が特徴的な坐骨神経痛。 原因は坐骨神経をお尻の筋肉が締め付けている状態です。お尻の下の方をグリグリ押すと簡単に痛む箇所を見つけられます。治療はハリを使います。お尻の表面は分厚い脂肪で覆われてい…

逆子の灸。

妊娠時に逆子を治すお灸なのだが、これだけはなぜ効果があるのか分からず今に至っている。 足の小指先にお灸をする。それだけ。 うちの子3人、それぞれ妊娠時に逆子と診断されたので、妻にお灸をした。すると次の診療時には戻っているという結果。患者さんに…

東洋医学と西洋医学の違い。

ざっくりいうと、東洋医学は太古の中国の統計データに基づいた医療。西洋医学は論理的実験結果に基づいた医療。である。 東洋医学では経絡治療、要するにツボを狙った治療が代表的であるが、『なぜ、そのツボを刺激すると、効くの?』とか訊かれても、『古来…

心霊スポット帰り。

悪い霊を連れてきた。背中に違和感がある。と感じたことのある方。ご安心ください。おそらく、首から肩にかけてコってしまったのでしょう。 お化け屋敷をビビりまくっている人を想像してみてください。まるで吹雪の中を歩くように肩が上がって、猫背になって…