身近な筋肉を考える②。
羊はラムとかマトンといった年齢別で呼び名が違います。鶏なら若鳥やジュンケイ(卵を産まなくなった鶏)。
牛にはフレンチなどで味わえる子牛のステーキから一般的な肉そして、廃用牛(乳の出なくなった牛)などがあります。
これらの味と歯ごたえ考えてみましょう。
若い肉のラム、若鳥、子牛はクセもなく柔らかく脂肪も少なめです。
そして、年を取ったマトン、ジュンケイ、廃用牛を詳しく考えてみると、
マトンはクセが出てきます。牧草の風味らしいです。
ジュンケイは油がのっていますが硬いです。
廃用牛は身近ではないですが、牛の場合は硬すぎるのでミンチにされドッグフードの原料にされるそうです。
要するに、年と共に筋肉に味が付き硬くなるというわけです。
肉の味、クセというのは血管内にたまる老廃物ではないかと個人的には思います。
そして、硬くなるのは必然であり、人間も年ともに硬くなってしまうというのが現実であります。
いかに硬くなった筋肉と付き合っていくか、痛くなった時、どう対処するかが、私の業であります。