スティンガーおかもんの散文記

金沢の鍼師。日常的な体の痛みの原因はまず筋肉からと考え、色々な症状や傷病、改善方法などしたためて参ります。

うつ病の症状を鍼灸が改善

うつ病の症状を鍼灸が改善 ―。https://news.yahoo.co.jp/articles/6083dfdde23fa419719b34ce04cd90cca55d651b
というのがヤフーニュースの日刊ゲンダイに取り上げられていました。

要約

欧米では薬が効かないうつ病にも鍼灸治療が効果があると広く知られている。  

研究内容は、鍼灸の回数は1週間に2回、5週間で計10回。精神症状との関連が想定されるツボに鍼灸をした。

研究結果は想定以上で、そして患者さんが最も口にしたのが『体が楽になった』

うつ病は、心の症状だけでなく体の症状もある。目まい、不眠、頭痛、動悸、疲れやすさなど症状は多岐にわたり、自律神経が関係している。 「自律神経の症状は西洋医学の治療では手が届かない部分で、抗うつ薬の副作用でかえって身体症状が悪化する場合も少なくありません。抗うつ薬で心の症状が改善し、抗うつ薬を減らしていけば体の症状も軽減していく一方で、患者さんは『気持ちは楽になったけど体の調子が悪い』と訴える。それが、今回の鍼灸を用いた研究で、抑うつ、怒り、不安といった心の症状だけでなく、自律神経の症状も改善するという結果が出た

 大抵の患者が、1回目の施術から「体が楽になった」と話す。翌日には元通りに戻るものの、繰り返し鍼灸を行ううち、ベースラインが良くなっていくという。

昭和大学の生理学の先生がネズミに鍼灸を行ったところストレスホルモンが減少したというデータを出しており、鍼灸が人にも同様の結果を出している可能性があります。

研究結果、「なんの効果も感じなかった」という患者がとても少なかった

一方、鍼灸は程度の差はあれ、鍼灸を行ったうつ病患者トータル約300人が、なんらかの改善効果を報告しているのです。副作用で脱落する人もいない。マイナス点が少ない治療の選択肢ということで、今後さらなるデータを取って、臨床で行えるようにしていきたい」  ゆくゆくは、精神科と鍼灸で手を組んで集学的なうつ病治療を行うことも考えているそうだ。
以上

とても良い研究結果が発表されておりありがたいです。研究された方も昭和大学の医師という事で、説得力が強いです。これが鍼灸師による研究発表だとめちゃくちゃ威力が弱いんです。まだまだ医療業界における鍼灸師の立場が下の下なので・・。でも鍼灸の未来は明るいですよ。時代がまわりまわって古き良き治療法に光が当たりつつあります。もちろん当院でもこのような症状承っておりますのでお気軽にご相談ください。

 

Tight muscles, Tight life.
おかだ鍼灸マッサージ院
金沢市鳴和台36
okadahari.com